2019年01月08日 12時17分

1. 銀行や消費者金融会社で借りる
2. 消費者金融会社で借りる
3. 中小消費者金融会社や街金で借りる
4. ブラックでも借りれる？
5. 金融機関や貸金業者以外で借りる

   

銀行や消費者金融会社で借りる

まとまったお金が必要なときは、素直に銀行や消費者金融会社からお金を借りるようにしたらいいでしょう。お金を借りるとなるとやはり金利の低いほうがいいですから、銀行カードローンからお金を借りたほうが良いのです。

しかし、銀行カードローンは誰でも気軽にお金を借りるというわけにはいかないのです。銀行カードローンに融資の申し込みをすると、審査があり、その審査に通らないとカードローンを借りることができないのです。審査に通るにはある程度の属性の高さが必要となります。

この属性というのは、信用度やお金の借りやすさ、返済能力などを測る指標となるものです。属性が高いとお金を借りやすく、属性が低いとお金を借りるのは難しくなるでしょう。この属性というのはさまざまな項目から成り立っています。ですから、一つの項目で属性が決まるわけではないのですが、その項目の中でも属性の高さを決定づけるものが雇用形態です。

雇用形態というのは、正規雇用や非正規雇用の二つに分かれます。正規雇用というのは俗にいう正社員のことで、非正規雇用は、パートアルバイトや派遣社員、契約社員のことになります。正規雇用の人が属性が高いことは分かるのですが、それは収入が高いとか低いというものではなく、会社から雇用が保証されているかどうかということです。

正規雇用の人は入社したときに、会社と交わす雇用契約書で定年までの雇用が保障されます。いっぽうの非正規雇用の人にも雇用契約が結ばれるのですが、それは有期契約であり、期間は3ヶ月や6ヶ月、1年という期限付きのものです。雇用はその期間でしか保証されていませんから、銀行からみると非正規雇用の人は収入が安定していないと見られるのです。

銀行カードローンの審査が厳しいのは、銀行カードローンの原資が口座を開設した人からの預金ということが大きいのです。大切な預かり金ですから、貸し倒れに遭うわけにはいかないのです。そのため、銀行ではそういったリスク回避をするために、銀行と提携している保証会社の審査も受けなくてはいけません。

つまり、銀行カードローンに融資の申し込みをすると、銀行と保証会社の双方から審査を受けることとなるのです。そのため、銀行か保証会社のいずれかの審査に落ちたら審査NGということで、銀行カードローンの融資を受けることができないのです。

保証会社の役割ですが、カードローン利用者が返済不能となったときに、保証会社がカードローン利用者に代わって残りの債務を銀行に支払うのです。そして、立て替えた債務は、カードローン利用者（債務者）に返済します。それによって債務整理の中の任意整理が始まるのです。これによって銀行はノーリスクに見えるのですが、返済不能になってからの返済利息の収益がなくなるのですから、銀行もまったくのノーリスクというわけではありません。

また、銀行カードローンのデメリットと言えるのが、即日融資に対応していない点です。一頃はメガバンクを中心として即日融資やスピード融資を大々的に宣伝していたのですが、今はそれを見ることはできません。というのも即日融資に銀行カードローンが対応で着なくなったからです。

理由は、警察庁のデータベースへのアクセスが義務づけられたことです。不正融資を防止するための施策なのですが、カードローン利用者の信用情報を警察庁のデータベースに照会してその照会情報を得るのが早くても翌日以降となるからです。これで実質的に銀行カードローンの即日融資はできなくなったということですね。

それでは、銀行カードローンで融資を受けることができなかったら、後は消費者金融会社からお金を借りるしかありません。しかし、銀行カードローンの審査に落ちてすぐに消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをしても、審査に通らない可能性が高いのです。

というのも、銀行カードローンの審査に落ちたという情報は信用情報機関に記録されていて、どこからでも照会できるようになっています。そのため、銀行カードローンの審査に落ちた人がすぐに消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをすると、消費者金融会社は信用情報機関に申込者の信用情報を照会するのです。

そのときに、銀行カードローンの審査に落ちたことが金融事故情報として照会されます。金融事故を照会した時点で審査NGということになるのです。ですから、この場合は即審査落ちということになります。

信用情報機関では審査落ちの情報は、6ヶ月は保存されるので、銀行カードローンの審査に落ちても6ヶ月は待たないと新規のカードローンの審査に通らないということになるのです。この点には十分注意したほうがいいでしょう。また、いたずらに申し込みをしても、審査に落ちたらそこからさらに6ヶ月は申し込みブラックの状態になるので、審査落ちを繰り返していればいつまでたってもカードローンを借りることはできません。
   

消費者金融会社で借りる

消費者金融会社のカードローンの特徴はなんといっても、多彩な申し込み方法にあります。WEBでの申し込みはもちろんなのですが、WEB完結という郵送物の一切ないWEBだけで、カードローンの利用ができる申し込み方法もあります。

店頭での申し込みももちろんですし、電話での申し込みができるのも大きなメリットといえます。電話のみで完結する申し込みというのは、ありそうでなかなかできるものではありません。大手ならではのサポート体制があってこその電話申し込みということです。これができるのは大手消費者金融会社くらいしかないでしょう。

他には大手消費者金融会社はメガバンクと提携しているので、メガバンク行内にある自動契約機での申し込みが可能です。消費者金融会社のカードローンの申し込みとは意外と知られないので、安心して申し込みができます。

そして、大手消費者金融会社の一番の特徴が全国各地に設置されている無人契約機です。24時間365日稼働しているので、いつでも融資の申し込みができる点が大きなメリットなのです。即日融資にも対応していて、当日の22時までに申し込み手続きを終えて審査に通ればすぐにローンカードが発行されるので、コンビニATMでキャッシングが可能です。

さらに、最近ではカードレスのカードローンが登場しています。スマホが必要になりますがスマホがローンカード代わりになるのです。これだとさらにカードローンを利用しているのが分かり辛いので、ますます使い勝手が向上すると考えていいでしょう。

大手消費者金融会社のカードローンは、消費者金融会社のローンの中でも審査基準が厳しいです。審査通過率は50％ということで、意外に思われるかもしれませんが、2人に1人は消費者金融会社のカードローンの審査に落ちているのです。理由は属性が低いということになるのですが、延滞履歴があれば審査に通ることは難しくなりそうです。

延滞してもすぐに返済すれば多少はいいのですが、返済しても返済するまでが遅れがちでしたら、延滞履歴として金融事故情報に記録されてしまいます。消費者金融会社の社内事故情報であればいいのですが、信用情報機関に記録されるとなかなか消えることがないので、延滞はうっかりミスが多いとはいっても気をつけなくてはいけません。
   

中小消費者金融会社や街金で借りる

消費者金融会社は全国で2,000社近くあるのですが、アコムやプロミス、アイフル、モビットといった大手消費者金融会社と呼ばれるのは数社程度しかありません。つまりその他の多くは、中小消費者金融会社ともっと小規模な消費者金融会社である街金で占められているのです。

中小消費者金融会社の業容は幅広く、大手並にカードローンを扱っている業容の中小消費者金融会社もあります。かと思えば、街金に毛が生えたような中小消費者金融会社もあるのです。

中小消費者金融会社は個性的な貸金業者が多く、おまとめローンに特化したところもあれば、WEBのみでの申し込みしか受け付けていないような中小消費者金融会社もあります。法人向けの貸金業者も多く、特賞を持って貸金業を営んでいるのが中小消費者金融会社の特徴と言えるでしょう。

また、一部の中小消費者金融会社は信用情報機関を通さない独自審査を行っています。これは街金もそうなのですが、現在の属性のみで審査を行っているのです。ですから、審査方法もシンプルで電話による在籍確認が取れること、そして収入が証明できる書類の提出ができることが審査に通る条件ということです。これはつまり、きちんと仕事をしていれば審査に通るということですね。
   

ブラックでも借りれる？

ネットの口コミサイトでは、たまにブラックでも借りることができたという投稿を見ることができます。これは、ガセネタではなく、ブラックにお金を貸してはいけないという法律もありませんから、貸金業者の一存で貸し出しすることもできるのです。

もっとも、ブラックの人は属性の低い人が多く審査に通らない人が多いのも事実です。それでも、独自審査を行っている一部の中小消費者金融会社や街金では、過去の延滞情報などは不問ですし、現在の属性のみですから、仕事をしている人でしたら、ブラックでも融資を受けることができるでしょう。

しかしながら、ブラックでも必ず借りることができるという訳ではないので、注意したほうがいいです。
   

金融機関や貸金業者以外で借りる

銀行や消費者金融会社からお金を借りることができなかったら、友人知人を頼りましょう。もっとも少額融資に限る場合です。借りるお金も3万円程度が妥当です。友人とのお金の貸し借りですから、何十万円といった貸し借りをするべきではありません。せいぜい3万円程度の財布の中に入っているお金程度で考えたほうがいいのです。

また、友人知人からお金を借りるときは、借用書を用意したほうがいいでしょう。友人のほうから用意しづらいので、借りる側が借用書を用意します。水くさいとか言われそうですが、親しき仲にも礼儀ありで、お金のことで友人関係が崩れないためのものでもあるのです。

しかし、友人からお金を借りづらいときは、ネットの個人間融資掲示板が便利です。個人での貸し借りになるので、リスクもありますが、審査もなく交渉次第ですぐにお金を貸してくれます。

あるいは、少額融資が基本なので多くても10万円程度とみておいたほうがいいです。たまに高額融資をしてくれる貸し主もいるようですが、かなりリスクが高くなるので止めておいたほうがいいでしょう。